成人T細胞白血病

成人T細胞白血病というのは、腫瘍疾患の一つといわれる病気です。

この成人T細胞白血病はHLV-1(ヒトT細胞白血病ウイルス)に感染することで発症するもので、日本には大体700人のウイルス保持者がいるそうです。

六十代以降の患者さんが多く見られますが、これは感染してから発症するまでの期間が三十年から七十年という長い時間をおいたものによるためです。

症状は、男性女性共に「リンパが腫れてしまう」「肝臓や脾臓が腫れてしまう」「血液中のカルシウムが大きく増加してしまい、咽が渇いたり意識障害に陥ることもある」ことが確認されています。

また症状が進んでいくと、リンパや血液を介して全身に広がっていき、「日和見感染症」を発症してしまうことも多いとされています。

感染は「母子感染」「性行為による感染」「輸血による感染」があり、母子感染の場合は「母乳を通して感染」します。

この場合、感染する確立は5パーセント程度といわれており、妊娠しているときに気付けばおおきな割合で感染を防ぐことが可能です。

性行為によっても感染し、輸血でも感染しますが、現代では輸血による感染はほぼ無いとされています。

検査は病院で行われますが、どうしても病院へ行きたくない、行く時間が無いという場合は自宅で匿名による検査を受けることができます。

とにかく、「自覚症状があったら早めに病院へ行く」ということが大切です。

治療については個人の症状によってまちまちですが、「抗がん剤を投与する」「骨髄移植」、または「治療を行わずに経過を見ていく」という方法があります。

成人T細胞白血病については、現段階で根本的な治療を行うことはできませんので、症状が出たらなるべく早くに治療を行い、進行を防ぐことが大切です。

「セックスのときは必ずコンドームを使用すること」、母乳を介して子供に感染させてしまうことが多いため、「ウイルスを持っている場合は母乳ではなく、粉ミルクなどを使用すること」が予防につながります。

女性の場合、妊娠したら必ず検診で検査を受ける様にしましょう。

悩み

ところで、たぶん、やばいな・・・と思っているんですよね。でもね、時間がすぎればもっとやばくなるよ。とにかく最低限チェックだけはしておくことオススメ。

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